赤血球の色
血液の中には赤血球という細胞成分があります。 赤血球の中にはヘモグロビンという色素があり、酸素と結合すると赤い色になります。 ヘモグロビンは鉄を含んでいるので「鉄がさびる」、つまり酸素と結合すると赤くなるのと同じです。
白血球の色
血小板の色
色は黄色がかっています。 大きさは約2μm(マイクロメートル)で赤血球や白血球の細胞よりも小さく、正常状態の血中では15万~40万個/μL程度含まれています。 平均寿命は8~12日で、寿命を迎えた血小板は主に脾臓で破壊され、一部は血中でも破壊されます。 血小板の約1/3は脾臓に存在しています。
血液は、人体に必 要な要素である酸素や栄養などを運び、ウイ ルスなどの病原体が侵入した場合には、病原 体と闘います。
また、出血した場合には、止 血もします。
体内の血液量は、個人差はあり ますが、成人男性で体重の約8%(体重60kg で4,800mL)、女性では約7%(体重50kgで 3,500mL)といわれています。
血液は一見赤い液体のように見えますが、 そうではありません。
血液を採り、抗凝固薬 (血液を固まらないようにする)を加えて、長時間放置すると、赤血球や白血球などの血球 けっしょう成分(有形成分)が沈んで、血漿と呼ばれる液 状成分(無形成分)と分かれます。流れてい る血液はうす黄色い血漿の中に、無数の赤い 細胞、赤血球が浮かんでいる状態なので赤く 見えているのです。
赤血球の赤い色は、中に含まれるヘモグロ ビン(Hb)という赤い色素の色です。このヘモグ ロビンの量は血液100ml中12~16gもあります。 ヘモグロビンには鉄がたくさん含まれていま す。この鉄に酸素を結合させて、赤血球が酸 素を体中に運搬しています。金属が酸素と結 びつくことを、「さびる」(酸化)と言います が、鉄がさびると赤茶けて見えます。これは
「赤サビ」といわれています。血液の赤い色は、 ヘモグロビンの鉄と酸素が結びついた赤サビの色なのです。
エビやザリガニなどの節足動物 やタコやイカやカタツムリなどの軟体動物の 血は、薄い青色です。
これは、ヘモグロビン ではなくヘモシアニンという物質が酸素を運 ぶためです。
このヘモシアニンには鉄の代わ りに銅がたくさん含まれているので、血液は 銅がさびた色、つまり、古い銅像のような緑か ら青色になります。
また、昆虫や貝類の中には ヘモグロビンやヘモシアニン以外の化学物質 を使って酸素を運ぶものもいます。
これから、「血の色は何色?」と聞かれて、あな たはどう答えればいいでしょう?ヘモグロビンの 赤?ヘモシアニンの青?あるいは血漿の黄?血 液は混合物なので、その全てが正解です。